「地元の祭りを100倍楽しむ方法」と題して開催した7289ラボ。大阪市立大学研究員の吉村智博さんによる「浪速区の神社の歴史」から始まり、今宮戎神社夏祭り「こどもえびす」、難波八阪神社夏祭り、大国主神社夏祭り(大国地域)、大江神社夏祭り(日東子ども夏まつり)、浪速神社夏祭り、の5つの夏祭りを紹介しました。
お祭りの歴史を紐解くと、地域と神社のつながりが見えてきます。同じ神社のお祭りでも、氏子や地域ごとに違った神輿を出し、それぞれのやり方があるということがわかりました。浪速区にこんなにお祭りがあったなんて知らなかった、という感想もいただきました。
7289ラボの夏祭りレポート
開催後、おしえていただいたポイントをふまえて、まちづくりセンタースタッフがお祭りに行ってきました。
難波八阪神社夏祭り
難波八阪神社夏祭りのおススメは舟渡御。江戸時代以降途絶えていたものを地域の力で平成12年に復活させました。道頓堀川は川幅がせまいので、「こーんなに近くで漕ぐ姿が見られる」のがよその舟渡御との違いだとか。しかし我々は陸渡御のみのお参りに…こちらも太鼓がにぎやかで楽しかったです。来年は道頓堀400周年なので、必ず舟渡御を見に行きます!
大国主神社夏祭り
敷津松之宮・大国主神社の氏子地域として開催する大国夏祭り。大人たちの先導で子どもたちが3台の山車とともに練り歩きます。「ワッショイ」の声がまちじゅうに響き大にぎわいですが、実はこの後の夜の打ち上げこそがみんなの楽しみなのだそうです。
今宮戎神社夏祭「こどもえびす」
「お正月のえべっさんは、商売人つまり大人の祭り。子どもにも楽しいお祭りを」と開催されているこどもえびす。境内には子どもたちの絵を使った行燈や遊び場が登場し、遊園地さながらでした。
浪速神社夏祭り
ものすごい迫力のこちらは「あばれ担ぎ」。太鼓の打手4名と音頭取り1名の 5名が乗った重たい神輿を、なんと人の力だけで担ぎ上げていました。以前は近隣の区からも担ぎ手が参加していたとか。もちまきでは子どもたちも大きな歓声を上げ、祭りを盛り上げます。
大江神社夏祭り日東子ども夏祭り
見どころは立派な山車や神輿と、200人を超える子どもの参加。今年は雨天で巡行できなかったので、来年こそ子どもたちの姿を見たいです。