浪速区は住宅の9割が共同住宅。
マンションのコミュニティづくりと地域暮らしについて考えます。
・テーマではじめるコミュニティづくり
浪速区の住宅の種類を見てみると、じつに95%が共同住宅でした。
ここには市営住宅や分譲・賃貸マンション、アパートなどが含まれます。借家か持ち家かという所有形態に注目すると、じつに借家が9割を占めていました。浪速区という地域の特徴を表わしているデータといえるでしょう。
※平成25年 住宅・土地統計調査(総務省)による
※浪速区はほとんどが共同住宅。持ち家が少なくて賃貸住宅が多い。
住宅のタイプと地域活動への関心には違いがあるのでしょうか?
平成25年に浪速区まちづくりセンターと浪速区役所が実施した地域課題調査結果を分析してみると、一戸建てでもマンションでも「防犯」を大切に思う人は9割を超える結果に。
防災でも、いずれも6割程度が大切と回答し、暮らしへの安全・安心へのニーズには差がないことが分かります。
マンションに住んでいる人たちは、地域とのつながりの必要性についてどう考えているのでしょうか?
今回独自に実施したアンケートに寄せられた103通のうち、「思う」「とても思う」の合計が約72%に。ご近所づきあいの大切さは、住宅のタイプに関係ないのですね。