「浪速区襲った大空襲 戦争、そのとき浪速区は?」と題し、戦争体験について語り合う会を開催しました。
第1部は、小学1年生の頃に戦争を体験された樫原実男さん(元浪速区遺族会会長)のインタビュー。焼夷弾が落ちて来たときの様子や、疎開訓練で小学校へ泊まったときに先生が本を読んでくれたのが「ごっつぅ嬉しかった」というエピソードなど、体験者ならではのお話をやわらかな大阪弁で語っていただきました。
第2部は座談会の形式で、テーブルごとに戦争体験を語り合いました。疎開先へ向かう電車内の風景や、和歌山から大阪市内にあがる炎をただただ見ていたという話、戦後の食糧難ではバッタも食べたという話など、それぞれが違った体験をお持ちで、どのテーブルも話が尽きませんでした。
参加者のみなさまからは、「浪速区のほとんどが焼けていたと言う話ははじめて知りました」「自分は疎開していたので、大阪大空襲の当日の話が聞けてよかったです」「子どもたちにも語り継ぎたい」といった声をいただきました。