地域・企業・人のHAPPYが大切
なにわ筋沿いの難波中学校向かいに黒砂糖を連想させる茶色いビル。創業101年、国内トップの加工黒糖生産量を誇る上野砂糖株式会社で、社長の上野誠一郎さんにお話を聞きました。
大正2年に大阪西区で創業、昭和30年に工場を現在地に移転し、平成9年からは本社業務も移しました。
地域との関わりは、難波中学校の職場体験、塩草立葉小学校の工場見学の受け入れなど。「砂糖を身近に感じたり、地域に愛着をもってくれたらうれしいですね」と社長。加工黒糖の製造以外にも、沖縄黒糖や白砂糖の卸業も営んでいます。また、黒糖を使ったぼうろやかりんとうなど、ちょっとしたプレゼントに喜ばれる商品も手がけています。
かつては工場と社宅以外にまわりは何もなかったそうで、「昔と同じ場所で製造業を続けられてることがありがたい。地域がハッピーで、会社がハッピーで、人がハッピーで、三位一体でないとね」と話してくれました。じつは、まちづくりセンターとは、区民まつりで黒糖みつを使ったパンケーキ販売でコラボし、たいへん好評でした